リバー・ランズ・スルー・イットとエドナ・ミレイの詩について

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20年位前に見た映画「リバー・ランズ・スルー・イット」の一節で時折気になってたことがあった。それはその中で朗読される詩のことだ。

A River Runs Through It、原題を訳さずに題名にするのが流行ってた頃だと思う。文学者ノーマン・マクリーンの自伝小説を映画化した1992年の作品で、監督はロバート・レッドフォード。モンタナ州の自然の中で成長していく兄弟の話。フライフィッシングを流行らせた映画としても有名だ。主演のブラッド・ピットがメチャ輝いていて、もし彼が若死にしてしたら伝説になってただろうとよく思った。アカデミー賞撮影賞を取ってる。

問題の気になってたシーンは、確か帰郷した兄が(こっちがマクリーン)酒場みたいな所で弟ブラピと会う場面。弟は遊び人みたいになってる。もう1人いたのはマクリーンのフィアンセだったかな。そこで兄が詩を朗読する。それが「ろうそくは両端から燃えつき・・・」といった一節。これがすごく心に残った。
マクリーンの作った詩だろうと思ってたが、ずっと気になってた。
大分前だけど、調べてみて「You cannot burn the candle at both ends. ロウソクは両端から火をつけることはできない」(矛盾している)という英語のことわざを前提にしているのは分かった。

で、今回改めてググってみると、もっとはっきりしたことが分かった。実はエドナ・ミレイという詩人の作った詩だったのだ。

「First Fig」 By Edna St. Vincent Millay

My candle burns at both ends;
 It will not last the night;
But ah, my foes, and oh, my friends—
 It gives a lovely light!

ろうそくは両端から燃え、朝を待たずして燃え尽きる。
しかし、私の敵よ、友よ、それはまばゆいまでの美しさなのだ。

訳せばこんなところかね。要するに太く短く生きることへの賛美だろう。
これで分かったのは、この詩がこの映画全体の底流になっているということだった。それは映画を見れば分かることなんだけどね。

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