プレバトの俳句から 2016/12/15

1週間が早い。忘れん内に書かんとすぐに過ぎる。
先週から始めたこの企画、心に残ったプレバト俳句をメモしておきたいだけであって全部の句を記すわけじゃないので悪しからず。
今回のプレバト俳句は、最近どこでもやるようになった暮れのイルミネーションの写真からだ。

お題「丸の内のイルミネーション」

街灯り吐息は白く星滲む 中川翔子 (4位 凡人 60点)

今回、比較的レベルが高くて4位でも60点だ。しかしそれらしい言葉を並べただけという句になってる。60点は高すぎるだろう。夏井先生は、技術がなくても詩を詠む意思のある人には甘いんだなあ。

夏井先生の添削 吐息白し滲める星と街灯り

上五と下七に分かれている光景を1箇所にまとめたということ。それでもぼんやりとした句には変わりないが。


百万の電飾透いて冬の月 丸岡いずみ (3位 凡人 65点)

百万の電飾はええと思うたけど「透いて」がなあ。月と光が重なって打ち消し合う。先生の評では、高さが違うのでええとのこと。作者はその「透いて」が一番言いたかったそうだけど、まあ俳句はそんなもんよね。

夏井先生の添削 百万個の電飾冬の月高し

「透いて」じゃないと光の重なりもあんまり気にならず、逆に対比的になってていいかも。もう全然違う句になっとる。先生は百万が値段にも見えるので個を入れて字余りにしたそうだけど、果たして値段に見える人がおるんかね。


助手席の窓に流れるイヴの夜 手塚理美 (2位 才能アリ 70点)

これって以前の「独り占め左の窓の紅葉谷 藤吉久美子」に発想が似てるよね。頭に残ってたのかも知れん。

夏井先生の添削 助手席の窓を流るるイヴの街

夜より街の方が実景が見えて全然いい。流れてるんだし。先生は最初に「に」を「を」に直したけど、「街」にしたので「を」の方が的確になったと言えるんじゃないだろうか。
作者は一人で運転してる様子みたいなことを言ってたが、これだと助手席から見た風景に思えてしまう。意図をはっきりさせたいなら「助手席」と言う必要もないので変えた方がええんじゃないか。


残業中窓下の聖樹灯が消える 千原ジュニア (1位 才能アリ 72点)
「窓下の聖樹」がいい。さすが俳句の本4冊も買ったり辞書引いたりした成果が出てる。お題の写真は丸の内なので残業というのは誰しも考えることだけど、うまくまとめるのは難しい。先生は下五で余計なことを言わず、さらっと流したのも高評価。

夏井先生の添削 残業や窓下の聖樹灯が消える

この直しは俺っちでも分かったね。元句だと説明になりすぎる。


マスクして目は微笑みの二人づれ 三遊亭円楽 (特待生4級からの昇格

昇格か現状維持か俺っちには分からなかった。発想は良いが中七が言葉としてこなれてない。
評価は現状維持。かなり酷評されてた。

夏井先生の添削 マスクの目ほほえみ合える二人かな

作者は「交わすでは?」と突っ込んだが、分かってるんならそうしなさいよと怒られた。確かにその方が良いが。


今回から、自分も同じお題で詠むことにしようと決めたが、最初から苦手な部類のお題だ。俳句作るの何年ぶりかだしなあ。まあこれはおまけということで突っ込まないように。
このお題、イルミネーションで7音使うと句にならないので困った。

電飾の華やぎも無し郷里(くに)の冬
電飾を落として寒の月仰ぐ
電飾や寒の小枝の先までも
ポケットに故国の貨幣年暮るる
(「年の暮」でエントリーしてた下五を直した)

てことでチャンチャン。

#FBpost

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする